Magic: the Gathering
前回の麻雀の項目で触れましたが、僕は中学時代に麻雀にハマっていまいたが、高校時代はその興味が麻雀からMtGへと移りました。
MtGとの出会い
とはいえMtGとの出会いは、実は中学時代だったりします。
麻雀仲間の友人がこんなゲームがあるらしいよ、と教えてくれて、僕も友人も4thのスターターパックを買って遊んだんですよね。ルールブックが小さい冊子になっていて面白かったので授業中とかにサボって読んだ覚えがあります。
今にして思えばしょうがないんですが、スターターパックの中に入っていたカードの質が違いすぎて、その友人には何度やっても勝てずに、飽きて辞めてしまいました。
結局TCGというものが出始めだったこともあり、追加でパックを買ってデッキを構築するということや、カードをトレードするなんてことは思いもしなかったんですね。
そして他の麻雀仲間は特に興味を示さなかったために、それっきりになってしまい中学時代を終えました。
MtGとの再会
そしてこれも前回書いたとおり、中学の麻雀仲間は高校ではほとんどバラバラになってしまいました。その高校で人間関係を形成していくうちに、クラスのオタク集団(失礼)が教室でMtGをプレイしているのを発見したのです。
あまりに懐かしくなって「俺もそれやったことあるよ~」と声をかけたところから、僕のMtG付けの高校時代が始まりました。
やり込む性格
麻雀もそうでしたが、自分はオタク気質ということもあり、面白かったと思うものをやり込むのが好きな性格です。中学時代は麻雀をやりこんでいたことや、適切な環境がなかったことでMtGにはさほど興味はわきませんでしたが、彼らによってMtGは世界中で広まっていること、カードの種類が膨大に多いこと、貴重なカードは何万円もすることなどを聞き、俄然興味がわきました。
そしてネットゲームの話などで書いたように、僕はその頃すでにインターネットをやっていたので、海外のレシピサイト「The Deck」「Fireball」などを見たり、「マジックのお医者さん」でのデッキフォーラムを使ったり、かなり最先端の情報に触れることができました。
そして新たにできたMtG仲間のKという人物が、同じようにMtGに対して熱意を持つだけでなく、才能もあったため、一緒に引き上げられたという感じです。
二人で各地の大会や、今はなき渋谷DCIでの週末トーナメント、ジャパンオープンや全日本選手権などに参加しました。
またも才能の差を感じる
ただ、これも実は麻雀のときと同じような顛末を迎えます。友人のKがMtGに関して才能が僕なんかより全然あったんですよね。
同じようにプレイしていても、明らかに彼のほうが深くまで読んでいる。構築戦ではそこまで差が出ないものの、ドラフトやシールドなどでは実力差がものすごく出てしまう。
その差を感じた僕は、次第に最前線からは離れ、カジュアル勢となっていきました。
悲しい結末
それでも大学に入ってからもMtGは高校時代の仲間とプレイを続けていたのですが、残念な事件が起こってしまいます。
久しぶりに参加した渋谷DCIでのトーナメント、ヨーグモスデクロデッキで5-0を迎え、優勝が見えてきたときです。
6回戦の対戦の前に緊張した僕はトイレに行きました。
そして戻ってくると…デッキケースがない!机の荷物と一緒においておいたデッキケースが盗ま出てしまったんですね。。。
べつにカードが盗まれただけなら大学生ですしそこまでの金銭的損失ではないのですが、問題はそのデッキケースの中にトーナメインとに使っていたデッキも含まれていたこと。時間までにデッキを揃えることができず、六回戦は不戦敗になってしまいました。
それ以降、くすぶっていたMtGに対する熱は引き、カードを盗まれたトラウマによりMtGを見たくもなくなってしまい、大会などの場所に行くのも苦痛になってしまいました。
あれだけ好きだったMtGは最後に悲しい思い出を残し、僕の中では終わってしまいました。
20年後
なおその約20年後の現在、Kくんは再びMtGを本格的に再開し、ここ数年はジャパンオープンやプロツアークオリファイを回っています。
お互いおっさんですが、世界を目指し続ける彼にはぜひ頑張って欲しいと応援しています。